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【未経験スタート】Webディレクターになるまでの勉強方法|IT知識編
前回よりご紹介してきたおんたまがWebディレクターになるまでの勉強方法について、「デザイン編」「コーディング編」に続き、最後に「IT知識編」をご紹介したいと思います。
コーディング編の記事でも書かせていただいた通り、前職は印刷物がメインでWEB関連のお仕事経験がほぼなかったため、ITに関する知識は全くない状態でした。ただWEBディレクターとしてはITに関する基礎知識はマストなため、転職でWEB業界に行くと決まってからは一番注力して勉強しました。
未経験OKの企業であれば入社してから覚えるでも大丈夫かもしれませんが、事前に知っていると入社前の不安が軽減されて、知らない状態よりも業務をスムーズに始められたと思ったので最低限の知識は事前に覚えておくのが良いと思いました。
- 異業種からIT業界に転職したい人
- ITの基礎知識を身につけたい人
勉強方法①|ITパスポートの資格を取る
今働いている会社への面接時に社員の方へ「もし入社させていただくとしたらそれまでに何を勉強しておくと良いですか」と質問をしたところ、「ITの基礎知識があると安心なのでITパスポートの勉強をすると良いよ」と言ってもらいました。資格を取れとかではなく、ITパスポートを勉強すると一通り最低限のIT知識が学べるよというお話でしたが、せっかくなので資格を取ることにしました。
ITパスポートは国家資格に入りますが、難易度は低く合格率も比較的高いそうです。ITパスポートの資格を持っていることで社内の評価が高くなることはないですが、資格取得を通して基礎知識を身につけたことで、IT業界未経験でもなんとか置いてかれない状態でスタートできたかなと感じています。
実際の勉強方法は、書店で売っているテキストを2冊購入して3ヶ月ほど勉強しました。1冊は教科書のような教材で、もう一つは問題集になります。
みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集
タイトルにある通り教科書と問題集がそれぞれセットになっていますが、私は主に知識を得るための「教科書」をメインに使用していました。問題集の問題は章ごとに区切られているので、教科書ページで1章分の知識を学んだら、その章の問題集を解いて覚えたか確認するサイクルで学んでいました。
教科書ページはフルカラーで図やイラストが豊富に使われているので、ITの知識がない初学者の人にとって手をつけやすい内容になっています。
教科書の内容の読み込み方ですが、目を通すだけでは頭に入りづらいと感じたのでおんたまは教科書で重要そうな内容の部分をipadのノートアプリに書き出していました。きれいにまとめるというよりは手を動かして覚えることを重視してました。また、青い文字は記憶に残りやすいと聞いたことがあったので青いペンで書き出していました。
GoodNotes 5
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よくわかるマスター 令和4-5年度版 ITパスポート試験 対策テキスト
最初に紹介した教科書を一通りこなした後は試験に向けてより実践的な問題を解いて慣れたいと感じたため、もう1冊問題集に重点を置いたテキストを購入しました。
8回分の過去問と最新のシラバスに合わせた模擬試験を受けることができます。IT業界はトレンドや知識のアップデート頻度が高いので過去の問題だけでなく、最新のシラバスに合わせたオリジナル問題を試験と同じような形で解けるのが良いと感じました。過去問からオリジナル問題まで全てWebテスト形式で受けることができ、本番に近い状態で慣れることができました。
教科書で読み込むだけで終わらせなくて良かったなと感じたのが苦手な分野の克服と、よく出る問題の傾向を把握できたことです。もちろん試験対策としても良かったのですが、よく出る問題=IT知識として重要な内容ということなので、実際に仕事を始めた際にそのワードや話題が出ると「あのとき問題で繰り返し解いた内容だな」と思い出しながら話を理解することができました。
勉強方法②|本を読む
ITパスポートの資格を取れた後は業務の中で覚えていくことが多かったのですが、自分が直接関与していないようなWeb以外のIT分野も急に関係してくる可能性があるので、IT業界全体の今のトレンドや知識を学ぶため本を買って読んだりもしました。まだまだITパスポートの知識レベルなので、IT業界未経験レベルの人に易しい本を選びました。
ITの仕事に就いたら「最低限」知っておきたい最新の常識
タイトルの通り、IT業界に入ったばかりの人が最低限覚えておきたい知識や業界の動向を把握することのできる1冊です。
「今トレンドになっている最新の技術やサービスがなぜ求められているのか?」ということを理解するためには過去の技術やサービスの歴史、変遷を知ることが重要ということで、IT業界の創成期〜現在にかけての流れがわかりやすくまとめられています。
またサービスや技術についての説明以外に、IT業界での働き方や、依頼から納品までの各業務ごとの説明にフォーカスした章もあるので、自分が関与している業務の働き方はもちろん、他のビジネスについても知ることができ、その点も面白かったです。
実況!ビジネス力養成講義 プログラミング/システム
プログラミングについての話がメインですが、プログラミングの知識がない人がエンジニアへシステム構築を依頼するような業務に就く際に読んでおくと良い一冊です。
人間に「○○をやっといて」とお願いをする感覚でコンピュータに依頼しても満足のする成果物は返ってこないということや、エンジニアとエンジニア以外の人のコミュニケーションで齟齬が生まれやすい原因などについて書かれており、IT業界に身を置いてる人からすると「あるある!」と思うような内容になっています。
Webディレクターはプログラミングやデザインの知識がないクライアントと、デザイナー、エンジニア、コーダーなどの作り手の間に入って業務を円滑に回すことが重要な使命です。
エンジニアでない人が知っておくべき最低限のコンピュータの知識と、業務に携わる際の心構え、立ち回り方をこの本で学ぶことができたので実際の業務に役に立っているなと実感しています。
最後に
- ITパスポートの資格取得を通してITの基礎知識を学ぶ
- 書籍でIT業界の全体像やトレンドの知見を得る
以上が私のIT知識の勉強方法でした。とはいえ今でも仕事の中で初めて聞く用語も多々あり、いったん知っているような雰囲気で話を聞いた後、すぐにこっそり調べて「こういう意味だったんだ」と知ることも多いです…笑
IT業界で働く人は当たり前のように専門用語や横文字を使うので、未経験の人はわからないままにせず、自分で調べたり、先輩や上司の人に確認することが大事だなと思いました。
ITやWebの業界は新たな技術・サービスがどんどん生まれる世界なので知識のインプットは怠らず継続していきたいと思います!